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    【erutuoc】世界の工房から17


    世界の工房から VOL.017


    起毛レザー/ベルベットの世界

    光を受けるとなめらかに艶めき、触れるたびに表情を変える。独特の艶とやわらかな手触りが魅力的な毛足のある素材。
    スエードにベロア、ヌバックなどの起毛レザーに、ベルベットに代表されるパイル織物。種類や加工方法によって、様々なバリエーションがあります。
    今回は、そんな毛足が魅力的な素材の世界をご案内。それぞれの素材の特徴と合わせて、デザイナーや職人の手によって生み出される素材の魅力を引き出すものづくりをご紹介いたします。

    起毛レザーの種類

    革の表面にバッフィングと呼ばれる加工を施すことで生まれる起毛レザー。上質な艶感や手触りといった見た目の表現だけでなく、使用時のキズも目立ちにくくする効果もあります。
    主要なレザーは、スエード、ヌバック、ベロア、バックスキンの4種類。素材や加工の方法によって分けられます。

    スエードは、銀付き革の裏面を加工し、毛羽をそろえたレザー。毛羽が繊細で短く均質なことが特色で、バッグや衣服の他、靴の甲部分の素材としても重宝されています。「スエード」という名前は、この加工技術がスウェーデンから広まったことに由来するようです。
    ベロアは、革の裏面を毛羽立たせたレザー。スエードよりもやや毛足が長く、より起毛感を味わえるのが特徴で、ラフなテイストとの相性が良いレザーです。
    バックスキンは、元々は牡鹿皮の銀面を除き、繊維質を起毛させたレザー。バック(buck)という名前は、元々、トナカイやカモシカなどの鹿類の皮革が使われていたことに由来しています。
    ヌバックは、銀面(表面)をバッフィングすることで短く毛羽立たせて仕上げたレザー。スエードやベロアと比較すると毛足が短くキメが細かくさらっとした印象があり、春夏向けの素材としても使用されています。名前の由来は、元々「バックスキン(Buckskin)」をイメージして加工されたことから、「新しい」を意味する「nu-」を付けたのが起源と言われています。

    ベッチンとベルベット

    ベッチン(別珍)とベルベット。どちらも美しい毛流れと優雅な光沢をもつ織物ですが、少し見ただけではなかなか区別がつきにくいもの。それぞれ素材と織り方に違いがあります。
    ベッチン(別珍)は、ベルベティーン(Velveteen)とも呼ばれ、主に綿を使って織られます。別名、綿ビロードとも呼ばれ、仲間としてはコーデュロイがあげられます。表面の半円状に浮き上がった中央部を切ることで1枚の立毛品ができ上がります。
    ベルベットは、ビロード(Veludo)とも呼ばれます。レーヨンや絹などのフィラメント糸(長い繊維を撚り合わせてつくる糸)を用いているものが多く、毛足も比較的長いのが特徴。一度に2反分を織り上げながら、間にパイルになる糸を組み合わせていき、最後に生地の間を切り開くことで、同時に2枚の立毛品ができ上がります。

    大切に保管されていた60~70年代に織られたベルベットを、このバッグのために、ヴェネツィアから船で取り寄せ。

    「TOKYO Piccolo Storia(トウキョウ ピッコロ ストーリア)」に選んだのは、1960年代~70年代に織られたベルト柄のベルベット。ロベルタで繰り返しデザインされ愛されてきたベルトのモチーフが、スコットランドのチェック柄のように重なり合った「CINGHIA SCOZZESE(チンギーア スコッツェーゼ)」という柄です。マロンブラウンと、ややグリーンを帯びたグレーの組み合わせがクラシックな雰囲気。
    今もなお、あせることのない色彩とデザインで織られた個性的な美しいベルベットを、ヴェネツィアから船で運んで、このたび創業デザイナーであるジュリアーナ女史の愛用バッグ「TOKYO」にお仕立て致します。手にすれば、60~70年代をそのまま感じられる。ロベルタディカメリーノ、そしてジュリアーナ・カメリーノの歴史が詰まったバッグとなっています。 【ロベルタ】限定メモリアル作品●60~70年代のロベルタのヒストリカル・ベルベットでお仕立て
    Tokyo Piccolo Storia(トウキョウ ピッコロ ストーリア) はこちらから>>

    スエードとエナメルのコントラストを楽しみたい

    イチジクのように深い赤のエレガントなスエードと、ベリーをじっくり煮詰めたジャムみたいにとろけるエナメル。そんな2つを合わせたら、なんだかとてもクラシカルで、まるでヴィンテージのような気品あふれるお財布になりました。 トロっとしたエナメルは、スエードが醸し出すエレガントでクラシカルな上品さを引き立ててくれます。流行やトレンドではなく、どの時代にも愛されるクラシカルなデザインを続けてきたロベルタだからこそ出せる味わいなのかもしれません。 【ロベルタ】上質なスエードとエナメルのクラシカルなお財布
    Bacca fico(バッカ フィコ) はこちらから>>

    アルミの堅牢さに、スエードレザーで落ち着いた上品さをプラス

    ずっと使いたいものって、やっぱり周りとはちょっと違っているもの。でも、デザインが懲りすぎていると、案外いつの間にか飽きてしまう。そうじゃなく、どこか1つ、たった1ヶ所だけ「ひねり」がある、little bitな遊び心。
    PROTEXが仕立てるアルミケースシリーズ「SmartaBook」は、余計なものは全て取り除いた、スリムなアルミケース。クールな印象のアルミケース内側には、鮮やかな発色のスエードレザーで落ち着いた上品さをプラスしています。 【PROTEX】『GOOD DESIGN賞』受賞ブランドのブリーフケース
    bit(ビット) はこちらから>>

    上質な起毛レザーにパンチング。カシミアのニットのように軽さが心地よいバッグ

    ATAOのレザーバッグtris(トリス)の最大の魅力は、なんと言ってもその軽さ。わずか350グラムと、小指で持ちたくなるほどです。上質感のある起毛レザーにパンチングを施すことで、カシミアのニットのように、いつ手に持っても心地よいレザーバッグが完成しました。バッグの柔らかさ、軽さに任せて、好きなものをつめて軽やかに出かけたくなるバッグです。 【ATAO】薄手のニットのように軽いパンチングレザーバッグtris(トリス)はこちらから>>