【erutuoc】世界の工房から19
世界の工房から VOL.019
エナメルレザーの世界
光があたる度に輝く瑞々しい光沢。黒はより深く、カラーは発色良く鮮やかに。華やかな印象を生むエナメルレザー。他のレザーと比べて、雨や汚れに強いところも魅力の一つかもしれません。
エナメル加工は表面加工の一つで、素材となるレザーは様々。宝石のように硬質な質感を出すのか、くったりとやわらかな革に仕上げるのか。加工方法だけでなく、素材選びによっても、いくつものバリエーションが生まれます。
今回は、そんなエナメルレザーの世界をご案内。革が本来持つしなやかさ、柔らかさとエナメルの風合いを生かして、デザイナーや職人の手から生まれるエナメルレザーの“奥行き”を感じて頂ければ幸いです。
エナメル加工とは
エナメル加工が施されるのは、革の美しさをさらに引き出すための最終仕上げの工程。なめされた後のレザーの銀面(表面)を擦り込んで均一にし、その後、表面にウレタン樹脂のなどを何度もコーティングし、華やかな光沢のあるレザーが仕上がります。
本来は革の銀面(表面)にボイルアマニ油またはワニスを塗布し、乾燥を繰り返して光沢のある強い被膜をつくって仕上げられていまたが、加工技術が進みウレタン等の耐摩耗性のある材料を使う現在の方法が確立しました。
同様の加工方法で仕上げる「パテントレザー」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。この「パテント」という名前は、19世紀前半のアメリカで皮革製造業者が水や汚れに強い革を作ろうとして開発し特許(パテント:Patent)をとったことに由来するのだそう。
現在では、人工皮革の上にエナメル加工を施すものもありますが、素材のしなやかさ・柔らかさを重視する際には革が選ばれています。
エナメルは紳士のたしなみ?
エナメルレザーが古くから取り入れられていたのは、フォーマルの世界。紳士靴として深い黒艶を放つエナメルレザーは、タキシードと良く調和が取れ、その美しさがより引き立つ必須アイテムとなっていきました。
そんな装いの美しさだけでなく、エナメルレザーが紳士のフォーマルシューズとして浸透したのにはもう一つの理由があります。
当時の社交界、公式の場ではダンスが頻繁に行われていました。しかし、革靴に塗られていた靴墨がダンスの最中に女性のドレスの裾を汚してしまうということがあったようです。そんな中、靴墨を用いなくてもエレガントに輝くエナメル靴が重宝されるようになっていったと言われています。
「軽やかさ」と「エレガンス」。両方を兼ねるエナメルレザー
made in JapanのバッグクチュリエcoogaのActy(アクティ)に使われているのは、ブランドオリジナルの馬革エナメル。牛革よりも軽く、しなやかな性質を持つ馬革を、出来る限り薄くすくことでレザーとは思えないほどの軽やかさを生み出しました。そんな薄くて丈夫な馬革に、型押しとエナメルのきらめきが加わることで、「軽いのにエレガント」なショルダーバッグが仕上がりました。
また、エナメル加工を施しているので、ホワイト等の淡いカラーでも汚れる心配が少ないのも嬉しいポイントです。
【cooga】アクティブな女性のための、軽量なA4ショルダーバッグ
Acty(アクティ) はこちらから>>
“くったり柔らか”が愛らしいエナメルレザー
ATAOのお財布ポシェットbooboo(ブーブー)のレザーは、ピッグレザーにエナメル加工を施したもの。ピッグレザーには、薄く・弾力性が高いという特徴があります。エナメル加工を施すことで水に強くデイリーで使えるだけでなく、ピッグレザーならではの、荷物を入れてぷっくりとふくらんだ姿も愛らしいアイテムになっています。
【ATAO】お財布の機能を備えたクラッチバッグにもなるお財布ポシェット
booboo(ブーブー) はこちらから>>


































































