【erutuoc】世界の工房から22
世界の工房から VOL.022
メタリックレザーの世界
きらりと輝いたり、とろりと艶めいたり。細やかな光の粒が輝くように表情を変えるメタリックレザー。
光を反射するような金属ならではの光沢と、波打つようなレザーのしなやかさが組み合わさることで、やさしさや奥行が加わるのも魅力の一つかと思います。
金属質の光沢を加える仕上げ方法はいくつかあり、素材となるレザーの種類も様々。加工方法と素材の組み合わせは無数に存在し、それぞれ違った質感が生まれます。
今回は、そんなメタリックレザーの世界をご案内。多様な技術と手触りなどの感覚からレザーを仕上げるタンナーの仕事と、デザイナーや職人の仕事によって生み出される素材の魅力を引き出すものづくりをご紹介いたします。
顔料、箔、パール。金属の輝きを加える仕上げ方法。
メタリック加工が施されるのは、革の美しさをさらに引き出すための仕上げの工程。主要な方法は、顔料仕上げ、箔仕上げ、パール仕上げ3つがあり、なめされた後のレザーに対して表面を加工していきます。
顔料仕上げは、金属性の粒子を混ぜた顔料を革の銀面(表面)に塗るような イメージで色付けが行われます。この金属性の粒子の大きさ等によって、輝きや手触りなどの質感も変わってきます。また、金属本来の色見だけでなく、様々なカラーに仕上げられるのも顔料仕上げの特徴の一つ。表面をコーティングするような仕上げのため、発色が良く比較的色落ちや色移りが起こりにくいとも言われています。
箔仕上げは、レザーの表面に金属箔を付着させる加工方法。箔を使用するため、金属特有のきらりとした輝きがより強く出てくるのが特徴的です。また、付着させる際にプレスアイロンを用いてシワ感やシボ感を強調させる手法がとられることもあります。性質上、箔がはがれることもあり、デリケートなレザーですが、箔を定着させる技術の進歩やナメルコーティングを施す等はがれにくくする工夫も見られます。また、似た加工方法としては、クラックなどの模様や凹凸を付けた光沢のあるフィルムを用いる仕上げ方法もあります。
パール仕上げは、光が多重反射して真珠のような光沢を生む手法。加工に使われるパールエッセンスには天然魚鱗や雲母などが利用されています。下塗り後に、パールエッセンスを加えた上塗り材で仕上げるため、落ち着いた輝きや奥行を感じられるのが特徴的。また、上塗りの際に染料や透明性顔料を用いてカラーリングしたものもあります。
シャンパンの泡のような、繊細な輝きを纏って。
濱野家で長い間ご好評いただいているスマホ財布リュフカ。こちらのカラー“シャンパンゴールド”は、シャンパンの泡をイメージした繊細な煌めきが特徴のレザーで仕立てています。シャンパンのような透明感のある光沢を表現できるのは、表面にレザーの質感が出ることで奥行を感じるため。表面が均質な金属の輝きとは一味違った、メタリックレザーならではのニュアンスが楽しめます。また、手にしたときに手元をぱっと輝かせてくれるのも嬉しいポイント。 【傳濱野】スマホが入ってランチが楽しくなる長財布Ryufka(リュフカ) はこちらから>>
シルバーと刺繍がレザーを介して一つに。
もともと黒と白の繊細な曲線で作品を仕上げる大谷リュウジにとって、“モノトーン”は特別なカラー。その中でも、今回彼が求めたのは、ただのグレーでもシルバーでもない、まったく新しい色彩。まるで目に見えないほど小さな鏡の欠片が、さらさらと光をはじくように煌くパールなシルバーレザーです。
シルバーと刺繍。本来は結びつかない二つの要素が、レザーを介して一つに。中央のクラウンを形作る3色のグリーンの糸が、周囲の光と色彩によって、トリックのように淡く色味を変える不思議な色彩をお楽しみください。
【digmeout】大谷リュウジデザイン EYEs(アイズ)はこちらから>>
「優雅さ」と「使いやすさ」を込めたメタリックレザー
颯爽と働く女性のために、「優雅さ」と「使いやすさ」の2つを込めたバッグを作り続けるcoogaが今回選んだのがメタリックレザーという素材。こっくりと厚みのある仕立てで、ほのかに輝くメタリック・スムースレザーは、このショルダーバッグ「ルヴァン」のために1から開発しています。眺めていたくなるような、光の粒が輝くメタリック加工はもちろん、革に厚みを持たせることによって、毎日使いたくなる「持ちの良さ」を込めました。デザイナーの「永く使って欲しい」という想いが感じられるアイテムです。 【cooga】風が颯爽と美しい曲線を描くショルダーバッグ Le Vent (ルヴァン) はこちらから>>


































































